現在の一軍は3本。
メイン機であるオリエントのマコグレーが万能で、日常生活のほとんどの場面はこれで事足りている。
とはいえ、週に2〜3回は気分を変えて別の時計を着けたくなる。
そこで一軍のサブ機の出番となる。
1本はマコパンダ。
そしてもう1本が、シチズン NB1050-59A である。
NB1050-59A はシチズンの機械式で、正統派のドレスウォッチである。
ケース径38mm、振動数28,800回/時。風防には無反射コーティングのサファイアガラスを備え、10気圧防水。
この価格帯の国産機械式としては、かなり完成度が高い。
正直に言って、
「時計としては非常に良い」
と言わざるを得ない名機である。
実際、NB1050-59A は「キレイめ」な服装には完璧にハマってくれる。
ケース径38mmというサイズ感は、手首周り15cmの自分にとっては文句のつけようがない収まりの良さだ。
しかし、自分の普段着は「ワーク系カジュアル」が中心である。
時計自体は素晴らしいのだが、いざ身に着けてみると、服装全体とのバランスに少し違和感を覚えてしまう。
つまり、NB1050-59A は私の普段着に対して、少し「キレイすぎた」と言える。
加えて、カレンダーが日付機能のみで、デイデイト(日付・曜日)ではない。この点もネックになった。
私にとっての実用性という点において、日常的に曜日の確認ができないのはやや不満が残る。
そして、パワーリザーブが数時間程度ではあるが、実測で他に所有する機械式よりやや短い点も気になった。
毎日稼働させるメイン機としてなら問題ない。
しかし、サブ機として週に1〜2回ほどの出番となると話は別で、
途端にこの差が大きな減点ポイントになってしまう。
出番がないのにゼンマイを巻くという手間だけで済まず、時刻合わせ、日付合わせの手間まで生じてしまうこともある。
伏兵 ― セイコー SARV001
そんな中、二軍にはシチズン NB1050-59Aの対抗馬となる腕時計が控えている。
セイコー SARV001 である。
ケースサイズは42mmとやや大きい。
筆者の手首周り約15cmには本来大ぶりなはずだが、このボリューム感と存在感が、ワーク系カジュアルの普段着にはむしろマッチしやすい。
そして何より、やはりデイデイト機能が、私の日常生活における実用上、非常に重宝している。
それでもSARV001は一軍になれなかった。
理由は単純で、
風防素材がハードレックス(強化無機ガラス)だったからである。
ここさえサファイアガラスであれば、NB1050-59Aと立場が逆転していたかもしれない。
いずれにせよ、セイコー SARV001 は一軍になれず、シチズン NB1050-59A は一軍ではあってもメイン機にはなれなかった。
サファイアガラス風防で傷を気にすることなく、デイデイト機能があり、週に1〜2回着ける程度でも気軽に運用できる、そんな1本が欲しい。
そう考えたとき、セイコー SBTH007 が新たな一軍候補として浮上してきたのである。
もしSBTH007が一軍として加わった場合、マコグレー、マコパンダ、SBTH007の3本が一軍となり、そこにごくたまに使う自由枠を設ける運用になるかと思う。
あるいは、一軍はマコグレーとマコパンダの2本に絞り、自由枠の一つとしてSBTH007をのんびり運用することになるのかもしれない。
その答えは今はまだ出ていない。
ただ今回、一軍最後の1本であるシチズン NB1050-59Aと、セイコー SARV001との一軍争いの構図から見えてきたことがある。
それは、時計としての完成度と、自分自身の「身の丈」との相性は別物であるということだ。
単純なスペックの高さや価格だけでは、必ずしもメイン機になれるわけではない。
自分の服装や、生活習慣に見合った実用性に寄り添ってこそ、本当の意味での『身の丈の道具』と言えるのかもしれない。
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